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先輩インタビュー

障害者施設等病棟 Mさん

障害者施設等病棟Mさん


自分や相手の「言動の理由」を考えられる看護師に

私は5年目の看護師ですが、新卒の頃に認知症の分野に興味を持ち、本格的に学びたいと思い、当院に中途採用で入職しました。実際に入職してみるとママさん看護師が多く、私自身も1年間の産休を取得できましたが、子供がいることに対するスタッフ同士の理解と連携が、とても心強いと思います。
障害者施設等病棟 Mさん今は、プリセプターとして、「指導に対する責任感」が芽生えてきたように思います。自分のプリセプティが何か失敗すると、その本人にも周りのスタッフにも、私自身が申し訳ないという気持ちになります。でも、患者様の急変時などにプリセプティが率先して行動しているのをみると、「成長したな、勉強しているな」と、私も嬉しい気持ちになります。

当院の患者様は、高齢者でかつ認知症の方がとても多いですから、新人の看護師は「お世話をしてあげる」という気持ちで、患者様と接してしまうかもしれません。しかしそうではなく、「一歩踏みとどまって、相手の気持ちや言動を考えられる看護師」になって欲しいと思います。
プリセプティに対して、私が気を付けて実践しているのは「問題点を二人で考える」ということです。何か良くない行動をしたときに、どうしてこうなったのか、どうすれば良かったのかを話し合うことで、プリセプティ自身が問題点に気付き、自分で最善の方法を考えて行動できるように、なってほしいと思います。
また、プリセプティの性別や性格によっても、私自身の接し方を変えている部分もあります。仕事を離れた生活環境なども考慮し、今どのような立場にいるのか、何を学びたいと考えているのか、どのような言葉をかけたら真摯に取り組めるようになるのか、相手の反応も見ながら、私自身の言葉のかけ方を変えています。

看護師の仕事は、毎日がまったく同じではありません。いろいろなことがある中で、新しいことへ挑戦しようとしたり、自分自身で考えて行動しながら、自分の看護に自信を持ち、誰かに対して「何かを教える姿」を見ることができると、プリセプティ自身の成長を実感できますし、プリセプターとしての指導も間違っていなかったと、自分の自信にもつながります。

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