私は5年ほど前に「認知症看護を学びたい」と思い、鶴川サナトリウム病院へ入職しました。認知症の方は、症状にその人の人生が現れます。そこに寄り添った看護ができると考えたからです。
認知症の方の緊急入院のとき、ご家族の方の「大変!」という部分も見て取れるのですが、治療により症状が落ち着いて退院するときになると、患者さんだけではなくご家族の表情も変わります。
退院前のカンファレンスや、訪問看護をどう利用するかなど、地域やご家族との話し合いで、少しでも在宅での不安を軽減してほしい、そのために自分ができることは何かを考え、実践するようにしています。
現在は、新人教育に関わることもありますが、新人看護師には「まずはやってみる気持ち」を大事にして欲しいと思います。
しかし、何か問題があったら交代するのではなく、初めてのケアに関しては手順を一緒に確認しながら、「よし、やってみよう」という気持ちになれるように指導しています。
また、それまでの経験を踏まえた指導、その人の強みを引き出せるような指導を心がけています。
小さなことでも喜びを感じる人、患者さんの少ない変化に気付ける人は、大歓迎です!また、鶴川サナトリウム病院は保育室も完備していますから、ママさんナースもたくさん活躍していますよ。もちろん、私もその一人です!
困ったときは先輩に聞く!声掛け一つで患者さんはガラリと変わる
その人の「人生」が現れる認知症への看護は、ご家族にも寄り添う看護
チームワークに支えられた環境で、初心を忘れず、やさしい看護師を目指したい
お互いの考えを尊重することが、患者さん優先のケアにつながる
鹿児島から鶴サナの「成長を実感できる環境」へ
自分や相手の「言動の理由」を考えられる看護師に
認知症高齢者だからこそ、きめ細やかなケアを